どうも!きんこま(@KINKOMAcom)です。
先日3年間ほど勤めた会社を辞めました。
建築業だったので、日勤があったり夜勤があったりと、不規則な生活が続き、だんだんと体調が悪くなってしまいました。
このまま続けると、完全に体を壊してしまうと思い、思い切って退職しました。
在職中は結構忙しかったにも関わらず、給料は低く、残業代も出ず、深夜手当も出ないという状況でした。
あまり波風立てたくなかったので在職中は言えませんでしたが、退職したらだんだん怒りがこみ上げてきたので、しっかり働いた分はもらおうと思い、残業代を請求することにしました!
何から始めていいのかわからなかったので、労働基準監督署の相談コーナーに行って詳しい方法を聞いてきたのでそれを元に紹介します。
この記事では退職した会社に未払の残業代を請求するための準備と手順を解説します。
すでに会社を辞めている人も、これから会社を辞めようとしている人も参考にしてみてください。
未払の残業代を請求するためには証拠が必要
未払の残業代を退職した会社に請求するためには、未払分があるという証拠が必要です。
タイムカードのコピーなどがあればわかりやすくていいですが、ない場合は手書きのメモでも構いません。
残業代未払の時効は2年間なので、過去2年分の出勤と退勤の記録を用意しましょう。
僕は会社を辞める前に出勤簿を写真に撮っておいたのでそれを証拠として提出することにしました。
労働基準監督署に申告する前に自分で請求しなければならない
残業代の請求は、労働基準監督署へ行って証拠を提示すれば、あとは監督官がやってくれるものではありません。
まずは自分で会社に請求して、支払われなかった場合、労働基準監督署に申告すると動いてくれます。
よほど悪質な場合は始めから動いてくれることもあるそうですが、基本的には初めに自分で請求しなければなりません。
夜勤やシフト出社がある場合、未払残業代の計算はなかなか面倒くさく、丸一日かかったので覚悟して行ってください。
残業代の計算方法は別記事で解説します。
未払残業代が計算できたら「請求書」を作成します。
僕は以下のようなスタイルで作成しました。
株式会社 〇〇〇〇〇〇
代表取締役社長 〇〇 〇〇 殿
平成〇〇年〇〇月〇〇日
東京都〇〇区〇〇〜〜
苗字 名前 印
賃 金 支 払 請 求 書
在職中は色々とお世話になり有難うございました。
さて、すでにご承知とは存じますが、私が貴社に勤めていたときの平成〇〇年〇〇月〇〇日から平成〇〇年〇〇月〇〇日迄の残業代がいまだにお支払を受けておりません。
つきましては、本書到着後7日以内に下記口座にお支払くださいますよう請求致します。
記
1.金額 〇〇〇〇〇〇 円
内訳 同封の別紙を参照お願いします。
(尚、請求金額に異議がございましたら、ご連絡お願い致します)
2.振込先 〇〇〇〇銀行 〇〇〇〇支店 普通預金口座
口座番号 〇〇〇〇〇〇
尚、お支払いいただけない場合には、已を得ず労働基準監督署に申し立て致しますのでご了承ください。
以上
この請求書と、計算した資料、出勤退勤の証拠をまとめて送ります。その時に「配達証明」を送ってもらうようお願いしましょう、
配達証明は配送料が少し高いですが、配送した日が記録され、自分にも証明書が届きます。
もし、請求書を送っても残業代が支払われなかった場合は、その証明書を労働基準監督署に提出しなければならないので忘れないようにしましょう。
会社から連絡が来たらその後の対応を決める
請求書を送付すると、おそらく会社から連絡が来ることだと思います。
2年分の残業代となるとおそらく100万円を超えている場合も多く「〇〇円で勘弁してくれ」のような電話が来ることが多いようです。
その金額でも良いと感じたら残業代の請求は完了です。数日中にその金額が支払われることでしょう。
しかし、その金額で納得できない場合は、その旨をきちんと伝え満額払ってもらうように伝えます。
そこまでして期限までに支払いがなかった場合は労働基準監督署に相談することになります。
まとめ
まともな会社であれば請求書を送ることで残業代を支払ってくれると思います。
労働基準監督署に申告するとなると、手間もかかりストレスも多くなるので、会社とのやりとりだけで残業代を受け取りたいですよね。
なんにしても、勤務時間の証拠が必要なので、まだ在職中の人は今のうちに証拠を集めておきましょう!