任天堂が3DS系統の新ハード「NEWニンテンドー2DSLL」の発売を発表しました!
発売日は2017年7月13日
発売後新たに記事を書きました!
思えば初代3DSからいろいろな種類の3DSが発売されてきました。
NEWニンテンドー2DSLL発売ということなので、これを機に性能や発売日など、いろいろな情報を振り返ってみたいと思います!
この度発売されるNEWニンテンドー2DSLLの性能についても書きました!
3DS系統の歴史を振り返って見るその前に
2017年3月時点でニンテンドー3DSの販売数は6612万台と公式での発表があります。
・ニンテンドー3DS / ニンテンドー3DS LL
・NEWニンテンドー3DS / NEWニンテンドー3DS LL
・ニンテンドー2DS
この3種類の合計販売数です。
PSvitaの販売数が1500万台くらいなので比べると凄さがわかります!
ただこの3DSはニンテンドーDSの後継機であることを忘れてはいけません。
ニンテンドーDSはなんと1億5402万台も売り上げた素晴らしいハードなのです!
まずはニンテンドーDSの歴史から振り返ってみましょう。
DSの歴史を振り返る
3DSを知るには前世代のDSについて知る必要があります。
10年以上前のハードなので詳しく知らない人も多いのではないでしょうか?
古きを知り新しきを知りましょう!
ニンテンドーDS
発売日 2004年12月2日
売上数 1879万台
ゲームボーイアドバンスの後継機として発売されたニンテンドーDS。
アドバンスのソフトもプレイできる互換機能がありました。
発売当時ゲーム界はマンネリ化していたりる、引き篭もりなどの社会問題とゲームを合わせ、マスコミによるゲームのネガキャンが多くされていました。
そんな状況を打破するべく発売されたのがこのニンテンドーDSなのです!
ご存知の通り「DS」という名称には「Dual Screen」という意味合いが込められています。
脳トレなどのタッチ操作やマイクを活かしたソフトで普段ゲームを買わない層も見事に取り込み、爆発的に販売数を伸ばすことに成功しました!
ニンテンドーDSの成功がなければ今の任天堂はないと言っても過言ではないと思います。
ニンテンドーDSLite
売上数 9020万台
発売日 2006年 3月2日
ニンテンドーDSの発売から約1年3ヶ月後、改良版のニンテンドーDSLiteが発売されました。
「Lite」という名前が廉価版を想像させますが、全くそんなことはありません!
画面のサイズはそのままに小型化、軽量化、高画質化がされていて完全なる上位モデルとなっているのです!
任天堂のHPにスペック比較が残っています。
参照:https://www.nintendo.co.jp/ds/spec/index.html
ゲームボーイアドバンスのソフトがプレイできる最後のハードとし未だに手放せないユーザーも多いのではないでしょうか?
ニンテンドーDSi
発売日 2008年 11月1日
売上数 2655万台
DSLiteに比べ画質、音質の向上やカメラ機能ミュージック機能を搭載しそれで遊ぶこともできます。
さらにDSi専用ソフトも発売されDSLiteの上位モデルとして発売されました。
「自分仕様の『マイDS』へ」これがDSiのキャッチフレーズです!
「DSを一家に1台あるものから、1人1台所有するものに変えていく」当時岩田聡社長はこのような目標を立てDSiの開発を始めました。
DSiの「i」の文字には3つの意味が込められています。
・Wiiと同様に人を表す。
・Wiiは「we 私達」の意味であるのに対し、「I 私」を表していて、キャッチフレーズにもある「マイDS」に掛けている。
・カメラ機能搭載ということでカメラを目に見立て「eye」と掛けている。
最初はDSのソフトを2つ挿入できる仕様で開発されていましたが、試作品が大きくなりすぎたため従来通りカードスロットは1つとなったらしいです。
DSLiteの上位モデルという位置づけですが、アドバンスのソフトがプレイできなくなったり、バッテリーの持ちが悪くなったり制限も増えてしまいました。
こちらもDSLiteとのスペック比較が残っています。
参照:https://www.nintendo.co.jp/ds/dsi/p07.html
ゲームボーイアドバンスをプレイしたいなら品質は劣るがDSLite
ゲームボーイアドバンスのソフトをプレイしないのなら高品質なDSi
このように購入を迷った人も結構いたんだと思います。
ニンテンドーDSi LL
発売日 2009年 11月21日
販売数 1198万台
ニンテンドーDSシリーズの最上位モデル。
販売数のテコ入れとして発売されました。
「LL」という名前から容易にサイズの大きなDSiということが想像できます。
しかしこの名前も岩田聡社長の苦悩の末命名された名前なのです!
というのも世界ではLサイズの上のサイズは「XLサイズ」というのが一般的。
なので日本以外では「ニンテンドーDSi LL」ではなく「ニンテンドーDSi XL」として発売されています。
日本でXLという表現はあまり馴染みがなく、当時岩田聡社長は以下のように考えました。
「“5歳から95歳まで”を標榜する任天堂としては、あらゆるお客さんには伝わらない可能性のある言葉を使うのは果たしてどうなのか」
その結果日本でのみ「ニンテンドーDSi LL」という名称で発売されたという逸話があります。
DSiと比べると画面も大きく見やすくなり、バッテリーの持ちも改善されました。
こちらもスペック比較が残っています。
参照:https://www.nintendo.co.jp/ds/dsiLL/spec.html
ざっくりとDSの歴史を振り返って見ました。
以外と知らないことも多かったのではないでしょうか?
こうした流れの後、後継機である3DSが発売されます。
3DSの歴史を振り返る
2011年、ついに3DSの時代に突入するわけですが、最初から順風満帆という訳にはいきませんでした。
ニンテンドー3DS
発売日 2011年2月26日
販売数 6368万台(2017年2月末)
ニンテンドーDSの後継機として発売されたニンテンドー3DS。
DSソフト、DSiソフトとの互換もあります。
最大の売りは「裸眼で3Dが楽しめる」という点です。
他にもDSと比べるとあらゆる性能がアップしていて大きな進化を遂げています。
しかし、発売当初売り上げが芳しくなく、発売から約5ヶ月後異例の発表をします。
参照:https://www.nintendo.co.jp/ir/pdf/2011/110728_3.pdf
みなさん、こんにちは。任天堂の岩田です。
ニンテンドー3DSをご愛用いただき、ありがとうございます。
このたび、8月11日にニンテンドー3DSハードの価格改定をさせていただくことになり、本日それを発表いたしました。
ゲーム機を発売して一定の期間が経ち、さらなる普及を目指して値下げをするということは過去にもありましたが、今回のように、発売から半年も経過せずに、しかもこれほど大幅な値下げをしたことは、任天堂の過去の歴史にはありませんでした。
このことは、いちばん最初にニンテンドー3DSを応援してくださったみなさまからのご信頼を損ない、ご批判を受けかねないことだと痛感しております。
なんと発売から半年経たずに1万円の値下げを発表し、25000円から15000円に価格を改定します。
まだ所有していない人からしたら嬉しい発表ですが、既に購入したユーザーからは批判の嵐。
早期購入者にはニンテンドー3DSアンバサダープログラムを発表したけどなかなか批判は収まりませんでした。
そして来たる8月11日。
この日から4日間の3DSの売り上げは20.5万台にもなりました。
これは発売初週に次ぐ売り上げで結果的に値下げは大成功しました。
ニンテンドー3DS LL
発売日 2012年 7月28日
最大の特徴は従来の3DSより1.9倍もの大きさになったディスプレイです。
これによりとても快適なプレイ環境が整いました。
しかし解像度は従来と同じであるため、買い換えたユーザーには少し荒くなったように感じたかもしれません。
ボタン周りも改善され間違えて電源ボタンを押してしまうこともなくなったし、スタート、セレクト、ホームボタンも独立したものとなり押しやすくなりました。
デメリットを挙げるならば重さ。
お世辞にも軽いとは言えません。
しかしバッテリーの持ちは改善され重さ以外はとても良くできたハードとなりました!
NEWニンテンドー3DS NEWニンテンドー3DS LL
発売日 2014年 10月11日
通常サイズとLLサイズの2機種同時に発表、発売された3DSの上位互換モデル。
従来の3DSとの変更点は
・Cスティックの追加
・amiiboに対応
・「ZR」「ZL」ボタンを搭載
・CPUの強化により動作やダウンロード速度の強化
・明かるさの自動調整
・3Dブレ防止機能
などが挙げられます。
性能の強化によりNEW3DS専用ソフトの発売、NEW3DSのみでスーパーファミコンのVCの配信がされました。
同時期に発売された大乱闘スマッシュブラザーズfor3DSでは少し問題が起きました。
このゲームでスマッシュのコマンドは方向キープラスAボタン
しかしNEW3DSではCスティックのみでスマッシュを出せる仕様となりました。
スマブラ4は3DSとWiiUの2機種で発売され機種間の操作の違いによる優劣は出さないと明言されていましたが、
NEW3DSと3DSとの間で差が出てしまったため批判が起きてしまいました。
ニンテンドー2DS
発売日 2016年 2月27日
海外では2013年に既に発売されていた2DS。
日本での発売はポケモンシリーズ発売20周年に合わせ、同VCの発売とともに各色が発売されました。
それとは別に新たに5色が2016年9月15日に発売されました。
3DSとの大きな違いは3D表示でゲームができない、折りたためないことである。
他にはamiiboが使えなかったり音声がモノラル出力だったりする。ちなみにイヤホンで聞けばちゃんとステレオで聴くことができます。
詳しいスペック比較が公式HPにあります。
参照:https://www.nintendo.co.jp/hardware/3ds/compare/index.html
前述した通りスーパーファミコンのVCがNEW3DS限定で発売されました。
この発表の少し前にポケモンシリーズの2DSは発売され、昔を懐かしむユーザーの心を掴みそれなりに売れました。
しかし2DSではスーパーファミコンのVCをプレイすることができません。
せっかく昔を懐かしむユーザーを捉えたにもかかわらず2DSを購入したユーザーを置いてけぼりにしてしまいました。
ポケモンとスーパーファミコンは同世代であり、がっかりした人もいるのではないでしょうか?
技術的な問題があったのだろうけどなんとかしてほしかったですね。
NEWニンテンドー2DS LL
発売日 2017年 7月13日
そして今回発表されたNEW2DS LL。
通常サイズの「NEW2DS」の発売はどありません。
現在はドラクエ11同梱のはぐれメタルバージョンのみ予約可能。
各色予約開始しています!
スペックは3D機能がない点を除けばNEW3DS LLとほとんど変わらない。
NEW3DS用に配信されてるバーチャルコンソールもプレイできます!
もはや3DSと比べると下位互換モデルなのか上位互換モデルなのか判断できない状態となっています。
これから3DSシリーズの初めての購入を考えてる人は3D機能でどうしてもプレイしたいゲームがない限り、NEW2DS LLを購入しておけば間違い無いとおもいます!
個人的に望むこと
DSから3DS、2DSまで歴史を振り返ってみました。
自分でも書いていて、いろいろなことを思い出しながら懐かしい気持ちになりました。
あらゆる種類のDSが発売されてきたけど、個人的に発売してほしい種類のDSはまだ発売されていません!
それはニンテンドーDS microです!
存在しない商品の名前をつけるということはよくわからないと思いますが、
要するにゲームボーイミクロのDSバージョンを想像してみてほしいです。
極限まで小型化された本体、洗礼されたデザイン。
そんなDSがあったら是非とも購入したいと思っています。
DSのソフトは2300タイトル以上発売されていて、その中にまだみぬ名作が隠れてるかもしれない。
その発掘作業をニンテンドーDSmicroで行いたいと切に願っています。
結局NEWニンテンドー2DS LLは買う?
多分買わないとおもいます。
既に3DS、3DSLL、NEW3DSLL、2DSを所有しているので。
ただNEW3DSは限定のスーパーファミコンカラーを購入し、もったいなくて使っていない。
2DSもポケモン緑バージョンを記念に購入し、使っていない。
となるとNEW2DSLLの限定バージョンであれば誘惑に負けて購入してしまうかもしれない。
購入したらレビューします。
2DS LLは子供が多い家庭にはとても需要があると思うし任天堂もそれを想定してるのでは無いでしょうか?
一家に1台から1人1台へ
岩田聡社長の思いは今も受け継がれ広がっています。
やっぱり僕も買うことにしようかな。
3DSは一家に1台から1人5台へ