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FF9の個人的おすすめBGM16選!サントラはAmazonで定価購入可能です!

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どうも!きんこま(@KINKOMAcom)です。

「Final Fantasy IX」は2000年に発売されたFFシリーズ9本目の作品です。

2016年にはスマホで移植版が発売され、それ以降家庭用ゲーム機に順次移植版が登場しています。

FF9のコンポーザー(作曲者)は「植松伸夫氏」で、FF初期から大半の音楽制作を担当しています。

大半というのはFF9以降、植松氏が全曲を手がけたFF作品はありません。

そのせいか、FF9のBGMは人気の曲が多いです。

この記事では、個人的におすすめなFF9の曲をピックアップして紹介したいと思います。

いつか帰るところ

いつか帰るところはFF9のオープニングで流れる曲です。

曲はリコーダーの二重奏でとてもシンプルですが、ムービーの世界観も相まって、独特な世界観を演出しています。

この曲のアレンジバージョンは「ウイユヴェール」「イプセンの古城」「”青き星”テラ」で流れ、どのステージも主人公であるジタンの秘密にまつわる場所です。

OPに流れる曲が、物語の終盤でアレンジされて流れ、曲のタイトルは「いつか帰るところ」という演出は物語を知っている人であれば胸熱だと思います。

Vamo' alla flamenco

Vamo' alla flamencoは物語の序盤のタンタラスの劇中にジタンとブランクが「チャンバラ」をするときと、ミニゲーム「ここほれ!チョコボ」の時に流れる曲です。

チャンバラで高得点を目指したり、ここほれ!チョコボをやり込んだ人にとっては頭に残っている曲ではないでしょうか?

曲のループの終盤では「Vamo' alla flamenco」というセリフが入っているが、このセリフが「ハラダマサヒコー!」と聞こえるため、某動画サイトでは多数のコメントが流れます。

バトル2

バトル2は中ボス戦で流れる曲です。

中ボスはジタンの「盗む」でレアアイテムを低確率で盗めることが多いので、そのためにこの曲を延々と聞いていたいとにとってはある種のトラウマ曲かもしれません。

中ボス全部で流れているはずですが、僕は「黒のワルツ」のイメージが強いです。

FF9最強の裏ボス「オズマ」との戦闘時にもこの曲が流れます。

FF6以降、中ボス戦の曲にも曲名がついていましたが、FF9ではバトル2という曲名で登場します。

走れ!

走れ!は脱出時に流れる曲です。魔の森からの脱出時に流れる印象が強いと思います。

タンタラスを抜けたジタンに怒りながらも、加勢してくれて、ジタンをかばって石になってしまうシーンは王道的だけど、とても印象的なシーンですよね。

魔の森のほかではアレクサンドリア城でガーネットを探す時、崩壊寸前のテラからの脱出時に流れています。

辺境の村ダリ

辺境の村ダリはダリの村で流れる曲です。

とても緩やかで聴いていてとても心地のいい曲で、田舎の村の雰囲気にあったのどかな曲です。

しかし、ダリの村の実態は闇が深く、大人たちみんなで地下にこもって黒魔道士を生産しています。

それを知ってからこの曲を改めて聞くと、そのギャップから怖さも感じますね。

ハンターチャンス

ハンターチャンスはリンドブルムのイベント「狩猟祭」で流れる曲です。

6拍子で緊張感のある曲で、狩猟祭の制限時間が上に表示されてるのも相まって、プレイヤーを焦らせます。

銭湯に入っても曲は変わらずずっとこのままなので、余計に緊張感が増します。

なぜか隠しボスである「ハーデス」との戦闘時にもこの曲が流れます。

ウクレ・le・ チョコボ

ウクレ・le・ チョコボはフィールドでチョコボに乗っている時に流れる曲です。

FFにおけるチョコボの曲は「○○・de・チョコボ」となっている場合が多いですが、本作では「de」ではなく「le」となっています。

ウクレレをもじって「ウクレ・le」というわけですね。ただウクレレと銘打っている割に、メロディはウクレレではなくマリンバです。

本編がDisc4に突入するとフィールドのBGMが暗いものに変わりますが、チョコボに乗るとこの曲が流れ、一気に明るい雰囲気に変わるので 気分転換になります。

眠らない街トレノ

眠らない街トレノは、トレので流れる曲です。

ピアノソロのラグタイムで、まったりとした曲調が印象的です。

トレノの街は、カードゲーム場や、オークションなどもあり、貴族が夜を明かしながら娯楽を楽しむ街です。

貴族の優雅な雰囲気を感じることができる良い曲です。

ローズ・オブ・メイ

ローズ・オブ・メイはベアトリクスのテーマです。

ピアノの曲で、美しさの中にも悲しさもあるようなメロディはベアトリクスにマッチしていていい曲です。

FF9にはシェイクスピアのオマージュが随所み見られ、この曲も戯曲「ハムレット」に登場するセリフ「5月の薔薇(rose of may)」に由来すると考えられます。

ローズ・オブ・メイは英語で「loss of me」と書くこともでき、意味は「我が過ち」となります。

この曲が最初に流れるのは、暴走したブラネがクレイラんの街をオーディンで消滅させた後の飛空挺レッドローズの中です。

ガーネットを守るためのはずが、ブラネにガーネットの処刑を命じられ、戸惑うベアトリクスの心情が曲にも表れていますね。

エーコのテーマ

エーコのテーマはその名の通り、エーコのテーマ曲で、初登場時や、料理イベントの際に流れる曲です。

FF9主題歌の「Melodies Of Life」のアレンジ曲です。

ポップで明るい曲で、エーコの可愛らしいシーンで流れます。

エーコのテーマにMelodies Of Lifeのメロディを加えた曲は「マダイン・サリの娘」という曲で、本編では1回しか流れません(アレクサンドリアでエーコを操作する時)。

モーグリのテーマ

モーグリのテーマはその名の通り、モーグリのテーマ曲です。

モグネット本部で流れます。

この曲はFF5で流れるモーグリのテーマのアレンジ曲で、FF5版と比べるとゆったりとした曲になっています。

原曲と比べるとポップさが抑えられていますが、いろいろな音が入っているので、独特な雰囲気を出していて愉快な曲に仕上がっています。

作曲者の植松氏がテレビ朝日の番組「題名のない音楽会」に出演した時、思い入れの強い曲第3位にこの曲を入れています。

ちなみに1位は「片翼の天使」でした。

守るべきもの

守るべきものはクジャに襲撃されたアレクサンドリアで、スタイナーとベアトリクスが共闘して霧の魔獣を倒す際に流れる曲です。

このイベントの前にラブレターイベントがあり、二人はお互いに意識しあいます。

そんな中、2人は守るべきもののために戦います。

守るべきものとはガーネットのことでもあるし、お互いのことでもあると思います。

この曲はベアトリクスのテーマでもある「ローズ・オブ・メイ」のアレンジ曲で、アップテンポにアレンです。

本編で曲が流れる順番は、スローテンポにアレンジされた「迷いの剣」、「ローズ・オブ・メイ」、「守るべきもの」という順で流れ、ベアトリクスの心情変化とマッチしています。

振りカエルと奴がいる

振りカエルと奴がいるはデザートエンプレスでパーティーが囚われている牢の鍵を入手するためにカエル姿のシドを操作する際に流れる曲です。

牢の鍵を入手するためには「ヘッジホッグパイ」とだるまさんがころんだの要領で鍵に近づくミニゲームをクリアする必要があります。

緊迫した場面にも関わらず、コミカルな曲でギャップが面白いです。

曲名の由来はミニゲームの様子を表していて、ユーモアがありますね。

独りじゃない

独りじゃないはFF9目玉イベントのうちの一つでもあるパンデモニウム連戦イベントで流れる曲です。

ガーランドに自身の出生や、テラとガイアの秘密を語られ、空っぽの器にされてしまったジタンは、仲間たちの呼びかけで目を覚ますが、自分だけの問題だといい、一人でモンスターに立ち向かいます。

3連戦全て仲間たちが助けてくれる演出はかなり印象的です。

サントラを購入して、この曲名を知った時は胸が熱くなりました。

破滅への使者

破滅への使者は終盤のトランス・クジャ戦で流れる曲です。

イントロは「背徳の旋律」と同じように聞こえますが、よく聞くと若干違います。

前半は壮大な賛美歌のような曲調ですが、途中ガラリと雰囲気が変わりロック調に移行する感じがとてもかっこいいです。

ロック調ではあるけれど、緩やかなメロディはジタンとクジャの最終決戦の緊迫感を上手く演出していて高まります。

イントロはQueenのWe Will Rock Youに似ていますね。

Melodies Of Life ~Final Fantasy

Melodies Of Life ~Final Fantasyはエンディングで流れる曲です。

作中では、ガーネットの記憶の中にあったマダイン・サリの歌として登場し、作中でガーネットも「記憶の歌」として歌います。

他にもいろいろなところでMelodies Of Lifeのフレーズは使われていているため、エンディングでこの曲が流れた時の懐かしさや、ゲーム本編に合った歌詞はとても印象に残ります。

曲名の通り「Melodies Of Life」から「Final Fantasy」に繋がる演出もいい感じです。

ちなみにFFメインテーマはオープニングに流れるか、エンディングで流れるかナンバリングごとに違います。

そのため、FFのテーマといえばFF6までオープニングで流れていた「プレリュード」を想像する人もいるかもしれません。

FF9ではエンディングの後の「The end」の画面とゲームオーバー画面でプレリュードは流れますね。

Final Fantasy IXのサントラ2種類あり!Amazonで購入できます

FF9の曲数はシリーズ最多の140曲もあり、オリジナルサウンドトラックは4枚組となっています。

しかし、その4枚のCDにも全曲は入りきらず、主にムービーシーンのBGMはカットされています。

後に発売された「オリジナルサウンドトラック プラス」ではカットされた音楽や、ゲーム未使用音源も収録されました。

今回紹介した曲は全て「ファイナルファンタジーIX オリジナルサウンドトラック」に収録されています。

ゲームのサントラはプレミア化してしまうことも多いですが、FF9のサントラは安く購入できます。

2種類両方とも買っても大した金額ではないのでファンなら手に入れておくべきでしょう!

プレミア化したゲームサントラをまとめた記事もあるのでよかったらみてください。

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まとめ

今回紹介した曲以外にも多くの良い曲があります!

FF9開発当時の植松氏は自身の日記で「全曲作曲するのは今回で最後」と決意を表明し、140曲もの曲を製作しました。

当時の日記は消えてしまっていますが、日記の内容から精神状態が極限であったことがうかがえたようです。

そんな魂のこもったFF9の音楽を全曲聞くことができるのは幸せなことですね。

最後にサントラのついてくる植松氏のコメント引用しておきます。

毎回一つの仕事が終わる度、「このプロジェクトに参加できてよかった」と感じます。
「自分なりにやるだけはやった」という充実感も、もちろんあるのですが
それだけではなく周囲の多くのスタッフとの間に築くことのできた信頼関係からくる喜びが大きいと思います。人間一人でできることなどたかが知れているではないですか。
音楽担当・植松伸夫とクレジットされてはいるものの僕の作った音楽が実際に作品の中で流れるまでには僕以外の大勢に人たちの尽力がある。
プロジェクトの規模が大きくなればなるほど関わってくる人の数も増え人間が増えれば増えるほど一丸となって働くことが難しくなっていく。
スタッフ同士で最低限の信頼と尊敬がなければ決してゴールにたどり着くことはできません。それを実現できたときにスタッフ全員で感じることのできる嬉しさは金で買えるものではありません。仕事の辛さというものは量的な多さや才能の乏しさからくるものもさることながら、上手くいかないさ人間関係に端を発するものが多いものです。それを体験した者のみ、そしてその問題をなんとかクリアした者のみに与えられた幸せがそこにはあります。
この場を借りてFF IXに関わった全ての人達に「お疲れ様」をいわせてください。
みんなの頑張りには頭が下がりました。
敵にはまわしたくない奴等ばかりです。

2000年6月14日  植松伸夫
引用:FINAL FANTASY IX ORIGINAL SOUNDTRACK

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